仕事を語る

Episode01

JA富士市岩松支店

敷地面積約5,000平方メートル。託されたのは、景観を大切にした地域から愛される建築物の設計図でした。建設会社として、地域への思いを形にすることが私たちの使命でした。

JA富士市岩松支店

[プロジェクト名]
平成26年度 富士市農業協同組合 岩松支店 新築工事

工事の現場は富士市松岡、敷地面積約5,000平方メートル。この地域の象徴ともいえる富士山と岩本山を望む住宅地の中に、JA富士市岩松支店の新築工事を行うことになった。
託されたのは、景観を大切にした地域から愛される建築物の設計図。建設会社として、地域への思いを形にする工事を手がける機会となった。

このプロジェクトに携わった人たち

  • 非公開: 尾崎 隆一(建築部)
  • 非公開: 山梨 和彦(建築部)
  • 非公開: 髙橋 和志(建築部)

Mission

美しい景観に配慮し、地域に愛される美しい施設を建てる。

新たな施設が建設される場所は富士川に近い住宅地の中にあり、北東に富士山、北西に岩本山を望む景観の美しい場所。支店棟、倉庫棟、ふれあい棟という3つの建物からなる施設の設計図が、遠藤建設に託されました。完成後はこの地域の皆様にご利用いただく施設ですから、地域の皆様に愛される施設をつくり、地域の皆様に不安を与えることのない工事を行わなければなりません。秋の収穫祭までの完成を目指して、周囲への安全や工事中の景観にも気を配りながら工事を行うことが求められました。

着工前の建設予定地。周囲には住宅が建ち並び、岩本山の姿が見えます。

完成した施設の外観。周囲との調和を目指した美しい建物が生まれました。

Process&Technology

建物を建てるための土地へ、造成を行う。

かつては田畑として利用されていた土地の造成から工事は始まります。ドラグショベルで掘り起こし、新たな土や資材を入れて、土地の高さを合わせていきます。周囲の住居に配慮して仮囲いを設置するなどの対応も行い、建物を建てる工程へと進んでいきます。

末永く愛される施設の建設を目指して、建物を支える土地の造成から工事が始まりました。

周囲への安全や景観も配慮し、住宅街と接する場所には仮囲いを設置していきました。

地域との調和を目指して、安全と景観に配慮した工事を行う。

この建物のデザインには、地域への愛情が込められています。支店棟、倉庫棟、ふれあい棟という3つの建物の屋根の傾斜を利用し、遠くから見ると富士山のシルエットのように見えるのです。また、その屋根にはソーラーパネルが設置されおり、環境への配慮もなされています。このデザインに応えるために、建設技術だけでなく安全管理や品質管理にも様々なノウハウが投入されました。

9月初めの様子。10月後半の完成を目指して、速やか且つ確実な作業が求められました。

ソーラーパネルの設置された屋根。設計者の思いに応えて、この緩やかな傾斜をつくりあげました。

工事車両の出入りを安全に行うことも地域への配慮のひとつ。周囲の理解を得ながら工事が進みました。

安全管理は徹底されているか、安全パトロールを行ってチェックしていきます。

駐車場を仕上げ、さらには旧支店の解体工事までを見届ける。

完成が近づくと建物の外観も整い、駐車場の整備をはじめとした周囲の舗装工事へと作業が移っていきます。旧社屋から新社屋への移転となった今回のプロジェクトでは、新社屋への移転後に旧社屋を解体して更地に戻すまでが仕事。建物の仕上げだけではなく、最後まで安全管理を徹底することが建設に携わる私たちの使命です。

屋根の取り付け工事が終わると、3つの建物が織り成す美しいシルエットが見えてきます。

オープンが近づき周囲の舗装工事へ。駐車場の整備も大切な仕事です。